基準を変えるとはどういうことか?
基準を変えるとはどういうことか?
私たちの脳は変化するのを嫌い、今のままを維持するために『いつも通り』を好みます。
それならその“いつも通りの基準を変える”とすれば、あなたの人生はどのように変わっていくでしょうか ?
例えば、
「人より努力出来て結果を出し続けられる自分がいつも通り」
「覚えたことは出来て当たり前な自分がいつも通り」
「即行動、即実践出来る自分がいつも通り」
「人に流されず、自分の意見を持ち自主的に行動出来るのがいつも通り」
「人前で緊張せず話し、自信に満ち溢れている自分がいつも通り」
など、
こういった行動が『いつも通り』なら脳が勝手に指示を出してくれます。
もはややる気を出すとか頑張ろうとか関係なく『無意識のうちに』できちゃうんですね。
勝手に動けて勝手に得たい結果を得ることが出来るようになってしまう。
これこそが最高の形ではないでしょうか?
では、このような「自分が理想とする基準にする」にはどうしたらいいのでしょうか?
それは『新しいアイデンティティを手に入れる』ことです。
アイデンティティとは「同一性」「身元」「素性」と言われたりしますが、ここでは『自分を表現できるもの』『肩書き』『キャリア』と言うのがわかりやすいかと思います。
例えば、サラリーマンであれば『サラリーマン』というアイデンティティとして周りから見られます。
ということは会社以外で何かビジネスをやっていたとしても“片手間”とか“副業”だと思われてしまいます。
これが「個人事業主」や「経営者」となれば専業になるので周りからの反応も変わるし(個人と法人であれば信用問題なども)振る舞いや言動も変わってきます。
私の場合、X(旧ツイッター)で『3オクターブ発声カラオケ上達法』という肩書き(プロフィール欄には声優事務所所属経験ありと明記)で歌や演技のボイストレーニングやカラオケオフ会、演技ワークショップなどのイベントを開催してますが、参加される人はそのような目で見ていると思いますしリピートして参加してくださる方も多いです。
実際にボイストレーニングや演技ワークショップを教えていると、教える側としての立ち振る舞いや自信、司会進行能力がついたり、受講者さん側も声優経験がある人から教えてもらえるので真剣に取り組んでくださるなど、双方にとってメリットも高いです。
このようにアイデンティティを変えることで望んでいた結果を得ることに繋がっていきます。
とは言え、肩書きだけで基準が変わるなんてハードル高すぎじゃないですか?と思われる方もいるかと思います。
その場合『自己分析』をしてみましょう。
・どんな性格なのか?
・どんなことをしている時が一番楽しいのか?
・未来の自分はどうなってると思っているのか?
・気に食わない場面に出くわした時、どういう態度をとってしまうのか?
・休みの日の過ごし方は?
・何に時間を使っていることが多いですか?
・上司、部下、後輩に対してどんな態度をとっているのか?
・家族にどんなことをしていますか?
・どんな人達と一緒にいたいですか?
・どんな努力をしているか、努力することをどう思っているのか?
・嬉しい、悲しいと感じるのはどんな時か?
・自分はどんな人なのか?
・ギリギリの時、ピンチになった時どういう反応になりますか?
・自分の容姿をどう思ってますか?
・自分って結局何歳だと思ってますか?
・大事に、大切にしていることは何ですか?
これらの質問に答えていくと、残すべきところ、変えたいところが明確になっていきます。
この『変えたい』と思えることが大事で、それをきっかけに行動に移すことが出来るし、基準を変えることに繋がります。
このように書き出していくと出てきた答えを脳に認識させることが出来るので、基準を書き換えることが出来るようになります。
あとは書き換えた新しい基準を『繰り返す』だけで「いつも通りの行動」として定着していくのです。