貯金するだけでは資産価値は減っていく!!?
今回のテーマは「貯金するだけでは資産価値が減っていく!?」です。
貯金すると資産が減る…
これだけ見てしまうと貯金が趣味の方には衝撃的なお話になってしまいますが。。。
しかし、これは嘘でも冗談でもなく紛れもない事実なのです。
前回の記事では「インフレ」について書かせていただきました。
こちらをもう一度おさらいしますと
インフレとは、
①物価が上昇すること。
②相対的にお金の価値が下がること。
を意味しています。
前回の記事では物価指数をわかりやすく
リンゴに例えて説明させて頂きました。
物価指数が上昇、つまりインフレが起こると
今あるお金の価値が相対的に下がってしまいます。
つまりお金を大事に保管しているだけでは、
お金の資産価値というのはどんどん下がっていってしまうんです。
物価が上昇していくなかでリンゴを買える個数(資産価値)を守っていくには、
物価の上昇に合わせてお金も増えていかないといけないんです。
上の絵で見てもらう通り、物価が2.5倍になったのなら、
持っているお金自体も2.5倍に増えないと今までと同じサービスやモノを手に入れることはできなくなります。
さて、ここからが本題です。
これは貯金が大好きな方にこそ知ってもらいたい事実です。
以前「金利は変動する!?」という記事でも書いた通り、
銀行にお金を預けることで金利が発生します。
しかし、現在の日本は超低金利の国であり、
政策金利は0.1%
全国平均預金金利は0.025%
しかありません。
これは100万円預けたとすれば、
100万円 × 0.025% = 250円
たったの250円しか増えないということです。
一方で物価上昇率はというと、2013年でいうと1.45%も物価が上昇しています。
物価は1.45%も上昇したのに、貯金は0.025%しか増えていません。
つまり、その差だけ資産価値は下がっていっているのです。
たった1年だけでもこのようなことになっているのです。
これが10年、20年経てばこの差はかなり大きくなっていくことでしょう。
是非ともこの事実をしっかりと知ってもらい、
お金を増やす資産運用という前に、
しっかりと資産価値を守るために資産運用をしてもらいたいと思います。
今回の記事であなたの大切な資産が
貯金だけでは目減りしていくことを知ってもらえればと思います。
そこでこんな意見が出ると思います。
“それじゃあ一体どうすればいいの!?”
という方がいましたらどうぞお気軽にご連絡下さい。
興味のある方にだけ情報をお届けします。
さて次回は「海外と日本ではこんなにも違う税金の話」というテーマで話していきたいと思います。