金利・利子・利息の基礎知識
お金の知識を身につける今回のテーマは
「金利」についてです。
あなたは金利と聞くとどんなイメージをお持ちでしょうか?
また利子や利息とはどういう意味でしょうか?
金利とは金銭に対して一定利率で支払われる対価のことを言います。
さらに細かく言いますと、
お金を借りた際に一定利率で支払うべき対価のことを「利子」
お金を貸した際に一定利率で受け取る対価のことを「利息」
と呼ぶそうですが、
通常では同じ意味で使われるそうです。
言葉の定義だけ見るとなかなか理解するのが難しいですね。
もっと単純にイメージしてもらいやすいものに例えるなら、
金利とはお金のレンタル料だと思ってください。
例えば、レンタルビデオ屋さんで
ビデオを借りるときにレンタル料を支払いますよね?
1泊2日で借りると100円、7泊8日で借りると300円。
といったように借りる期間によってレンタル料が異なるのが一般的です。
これをお金に関しても全く同じように考えてみましょう。
例えば、消費者金融でお金を借りた場合は、
年利○○%というのを見たことがある方も多いかと思います。
これは一年間のレンタル料が
借りたお金の○○%掛かりますという意味になっています。
レンタルビデオの場合、
返却はビデオを返すことで可能ですが、
金融の場合は借りたお金(元本)を毎月少しずつ返済していくことができます。
毎月返済しているのに全然借金が減らない!
という話を聞いたことはありませんか?
これは毎月レンタル料である利子だけを支払っていて、
肝心の借りたお金を全く返していないために起こる現象なんです。
どこかでお金を借りているという方は、
是非一度レンタル料と実際に借りたお金を把握してみることをお勧めします。
またお金の場合、レンタル料である金利には上限が設けられており、
2010年までは年利29.2%が上限金利として定められていました。
しかし、2011年からは法改正が行われて年利20%が上限金利として定められました。
一度金利に規制が入り上限が下がったのですが、
2014年の時点で政府はこの規制を緩和させる方向に法改正を進めており、
2010年の頃と同じように上限金利が29.2%になると言われています。
なぜ金利の条件を緩和するのか、またそれは良いのか悪いのか
ということについては人それぞれ意見があり、
議論もされている為ここではあえて言及しません。
ただ、こういう事実があるのを知っておくと良いでしょう。
この「金利」ですが、
資産形成や投資をする上ではこの概念はかかせません。
本来はもっと奥が深い話なのですが、
まずはイメージだけでも掴んでもらえればと思うのでこのあたりで終了します。
次回はもう少し詳しい金利の話をしていきます。